SIerを辞めて、Webの広告屋になりました。
2/15付けで6年間お世話になったSIerを退職して、翌16日からWeb広告とかを行っている会社に入社しました。
これまでお仕事を一緒にさせていただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。
いままで大変お世話になりました。今後とも宜しくお願いします。
会社を移るに当たって、色々悩んだりしたことも多かったので、気持ちの整理をする意味でも、個人的なことですが、心境などを書いてみたいと思います。
正直、いざ会社を辞めるとなるとこれまでお世話になった方や自分の部下などに申し訳ない気持ちであったり自分の判断が正しいのか悩むことも多かったです。
上司が自分のことを高く評価してくれていることも改めて知ることが出来ました。
初めての転職でしたが、すごく寂しい気持ちになったりストレスがたまるので、転職には強い意志が必要だと思います。
これまでどのような仕事をしてきたのか?
簡単に私が今まで携わった仕事を簡単に振り返ってみます。
一番長かったのは、研究開発部門でJavaのフレームワークを作ったりしていました。
開発プロセスを考えたり、プロジェクト支援でアーキテクトとして、プロジェクトの立ち上げを手伝ったりとかもしてました。
最近、2年ちょいは、金融系の大規模プロジェクトの立ち上げから携わって、ようやくリリースを迎えました。仕事的にはアーキテクトやPM仕事をしていました。
長期プロジェクトをなんとかリリースすることが出来たということも会社を辞めるきっかけになりました。
仕事以外では、ITProやマイコミジャーナルとかに記事を寄稿したりもしました。
特にITProは1年半くらい連載を書いていました。
技術指向が強いので、これまでやってきた仕事には非常に満足しています。
前の会社は東証一部でそれなりに大きい会社ですが、技術的なことをたくさん学ぶことが出来て、入社して良かったと思います。
なぜSIerを辞めることにしたのか?
いくつか理由はあるのですが、一番大きかったのは、自分のシステムやサービスを作りたいという思いがありました。
SIerだとお客さんのシステムを作って商売をするという業界なので、どうしても受け身になりがちです。
さらにリリースしたあとにお客さんの反応を知ることがあまり出来ないので、作ったシステムがどう評価されているのかわかりにくく達成感を感じにくいです。
SI業界の将来について悲観的だったことも理由として挙げられます。
最近ではオフショアで中国に仕事を投げることが多くなってきました。
正直、中国の技術者には日本人より優秀な人がたくさんいます。
今後は、よりオフショアが増えてくることは、逃れようのない事実だと思います。
そうすると日本人は要件定義や設計とテスト、品質管理を担当することになります。
これまで以上に業務知識が重要になってくると考えられます。
業務が3度の飯より大好きで、同じ業界でずーとシステムを作り続けたい人なら業務に特化できて楽しいと思います。
そのかわり、よその業界のプロジェクトに入ったらまた一から勉強し直しになってしまいます。
ベテランの優秀な技術者でも業界が変わると移動先の業界を何年か経験して来た若手の方が業務知識が豊富で仕事ができるようなことが起こりえます。
そう考えると優秀な人でもそうでない人でも同じように扱える人月の壁を越えることがより難しくなると思います。
クラウドは情報系のシステムで少しずつ増えてくるとは思いますが、まだ本格的に使われるようになるには年数がかかるとは思います。
クラウドでもセールスフォースのような圧倒的に生産性が上がるもの以外のGAEとかが流行って来たとしてもインフラを除いた開発工数はそれほど減らないので、結局はオフショア開発になるような気がします。
もう一つの理由としては、そろそろ私自身にマネージャとしてノルマがかけられて来そうだったことです。
将来、管理職としてノルマを課せられていくのは、仕方がないことだと認識しています。
ただ、私はまだ28歳になったばかりです。
売り上げのノルマがかかってくると、つまらないプロジェクトでもノルマ達成のために受ける必要があります。
正直、まだまだ、面白いプロジェクトに携わりたいしやりたいことをやりたい。
面白くて稼げるプロジェクトを自分でさがして来れれば良いのですが、私にはそこまでのコネや力がまだないです。
営業の方なんかだとわかると思いますが、そもそも仕事を探すことは簡単に出来ることではないです。どんどん私の仕事から技術要素がなくなっていくような気がしていました。
細かく言えば他にもありますが、SIerを辞めることにした理由はざっとこんな感じです。
なぜWeb広告会社なの?
私が転職するに当たって、Web系の会社(ソーシャルゲーム除く)に入りたいと思っていました。
ただサービスが成熟しすぎていないこと(保守ばっかりもやだ)や色々と新しいことに取り組んでいる会社が良いと思っていました。
とはいえ、会社がいつ潰れるかわからないベンチャーもどうかなという感じもありました。
転職活動は、以前から付き合いがあったヘッドハンティング型の人材紹介会社のエージェントの方と進めました。
たまたま、エージェントの方から今の会社を紹介され、話を聞いてみると、「これからは内製で開発したいとか色々新しいものを作ろうとしているとか君みたいな技術指向の人に来てもらいたいとか」という話で面白そうだったので入社させてもらうことにしました。
なので最初からWeb広告の業界に入りたかったわけではないですが、がんばっていきたいと思います。
数日働いてみた感想
内製比率がまだまだ低いので、仕事を受託する側から発注する側になったような感じです。
これからどうなっていくかは私のがんばり次第な部分もあるのでがんばりたいと思います。
あとは、オフィスがおしゃれだったり、無料でコーヒーが飲めたり、服装が私服だったりします。
女の人も多いです。まだほとんど絡みないけど。
だらだら書きましたが少しでも誰かの参考になれば幸いです。今後とも宜しくお願いします。